認知症予防トレーニング
代表の石井です。
今日は認知症予防トレーニングについてです。
昔でいう所のいわゆる「ボケ防止」ですね。
今はこう言った言葉は使いませんが、未だに一部の高齢者の方はこちらの方がピンとくるようです。
デイサービスのプログラムでは、いろいろなものを取り入れて認知機能訓練に取り組んでいます。
スポーツクラブのルネッサンスが開発したシナプソロジー(研修に出て普及員カードを取得)や、市販の間違い探しなどのテキストファイル、よのもりオリジナルの脳トレ体操など。
どうしたら認知症や物忘れって予防できるんでしょうか?正直難しいですよね。科学的根拠やメカニズムについて説明を求められると私自身も困ってしまいます。
私の訓練指導経験からの話ですが、高齢者になっても、できない事を繰り返し練習を行うと、出来るようになってくるんですね。例えば、右手と左手を違う動きをさせるなど、なかなか難しいんですが、デイサービスに通って何回もチャレンジしていると、あら不思議。出来るようになってしまいました。
何が言いたいかというと、出来なかった事が出来るようになった = 脳細胞がしっかり働いている、シナプスが稼働しているという証拠だと思うのです。
脳細胞の学習がなければ、いつまでたっても出来るようにはなりません。
高齢者だから今更やっても無理という方もいるんですが、そんな事は無いんですよ、いくつになっても脳は活性化します!!と言いたかったんです。
デイサービスよのもりでは、認知機能訓練のワンポイントとして「覚えて、思い出す」訓練をします。
写真に書いてありますが、
①今日は、何月何日何曜日だったかをイメージして思い浮かべる。
②答え合わせ → あー、そうだったとなる。
③今日は何の日? 1月28日は衣類乾燥機の日 (1いるい 28ふんわり の語呂合わせ)を記憶する。
という記憶の作業をまず行います。
そして口腔体操や脳トレ体操など10分から20分行って、
「それでは、今日は何月何日何曜日だったでしょうか?」「今日は何の日?だったでしょうか?」
と皆さんに問います。だいたい8割の方は10分前に覚えたことを忘れてしまっています。
でも忘れてしまっても良いのです。
その後に、ボードを見てもらって「先ほど覚えたのはこちらでした~」と持っていくと、
「あぁ、そうだった、思い出した!」となります。
見ても思い出せない場合は仕方ありませんが、ほとんどの方は記憶のどこかには残っているんですね。
覚えて、思い出す
覚えて、思い出す
繰り返し行っていく事で脳は活性化されると信じて今日も、認知機能訓練に取り組んでいます。
小難しいエビデンスはありませんけどね。
認知機能訓練も訪問看護に活かせると良いなと思います。
代表取締役 看護師 石井徳雄
【お知らせ】
2021年9月より
FCM訪問看護ステーションすみだのホームページURLが変更になります。
デイサービスよのもりと統合いたします。
【新URL】 http://futabacm.com/
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