訪問看護の未来は「公的保険+保険外」の二軸へ ―国策に沿いステーション経営で突き抜ける、唯一の手段―
こんにちは! ふたばケアメディカル代表の石井です。
先日、「訪問看護ステーションの『公的保険外』への飛躍」というテーマの説明を聞きました。
それは、“訪問看護=公的保険”という常識を超え、国策と経営戦略の両面から未来を見据える内容であり、訪問看護が突き抜けていくための“唯一の手段”を提示するものでした。

そこは、フローレンス・ナイチンゲールの生きた19世紀を思わせるアンティーク調の研修室で、看護の原点と未来を同時に考える時間となりました。
【国策の流れ】治療から予防へ、公的保険から保険外へ
「時代の要請に応えることが、突き抜ける第一条件」
説明会では、国の方針として
•治療から予防・健康支援へ
•公的保険から保険外の活用へ
という大きなシフトが進んでいることが示されました。
2050年には保険外ヘルスケア市場が77兆円規模(2020年の24兆円から53兆円増)へ拡大する見通しが紹介され、「保険外は“選択肢”ではなく、時代に求められた必然」であることが強く印象に残りました。
ここで語られていたのは、収益拡大以外に、
•健康寿命をどう伸ばすか
•QOLをどう守るか
•医療と生活をつなぐ存在として何を担うか
その答えのひとつとして、訪問看護が“在宅の医療・生活支援プラットフォーム”へ進化する未来像が示されていました。
【実践領域】訪問看護だからこそ成立する保険外サービス
「専門性と信頼を『価値』に変える」
紹介された、保険外サービスの取り組みの一部です。
•再生医療・自由診療の在宅サポート
•フレイル予防・継続リハビリ
•企業向け健康支援・介護離職防止
•看取り期の柔軟なケア・長時間見守り
これの取り組みは、新たな学びを要するメニューもありますが、地域の健康寿命延伸・財政負担軽減・生活の質向上に直結する社会的事業であり、さらに 訪問看護の強み(専門性・信頼・生活理解・地域ネットワーク)を最大化できる領域であることを実感しました。
【経営視点】二軸モデルこそ“突き抜ける唯一の手段”
「公的保険+保険外が生む好循環」
「公的保険+保険外」の二軸モデルは、次の価値をもたらします。
•収益の安定化・多角化
•利用者満足度の向上
•専門職の働きがいと挑戦機会の拡大
•地域貢献度のさらなる向上
そして何より、社会的意義の高い挑戦が、採用力・ブランド力・組織力の向上につながる
――この点が、経営にとって極めて大きいと感じました。
結果として、「やりがい×成長×持続性」を実現できる、突き抜けたステーションへ進化していく可能性が示されていました。
さいごに ~次世代の訪問看護に必要な3つの視点~
今回の学びを通じて、今後の訪問看護に必要だと感じたことは次の3点です。
1.制度に合わせるのではなく、利用者の人生に合わせて支援を設計すること
2.予防・健康支援・QOL向上を訪問看護の正式な役割として捉え直すこと
3.経営・社会的使命・スタッフ成長を同時に満たす事業設計を行うこと
訪問看護は、これからも地域の要となる存在です。
公的保険を土台としつつ、保険外で新しい価値を創り出す。
それこそが――
国策に沿い、ステーション経営で突き抜ける“唯一の手段”であり、次の時代の訪問看護の姿であると、確信しました。

